肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
肉離れに関する悩みは多岐にわたりますが、特に以下の5つが一般的です。
再発の恐れ
肉離れを経験した後、同じ部位を再度負傷するリスクが高まることが心配されます。そのため、適切なリハビリやストレッチが必要です。
リハビリの期間
回復に要する時間が長く、日常生活やスポーツに支障をきたすことが悩みの種です。特に、アスリートにとっては競技からの離脱が不安材料になります。
痛みと不快感
肉離れは痛みを伴い、動くことが難しくなるため、日常生活に支障をきたすことがあります。
筋力の低下
肉離れによる安静期間が筋力の低下を招き、復帰後のパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。
精神的ストレス
怪我をすることで、スポーツや活動に対する不安感が増し、精神的なストレスを感じることがあります。特に、競技者にとってはパフォーマンス低下への不安が大きいです。
これらの悩みを解消するためには、専門家の指導を受けながら適切なリハビリテーションを行うことが重要です。
肉離れで知っておくべきこと
肉離れについて知っておくべきことは以下の通りです。
肉離れとは、筋肉が過度に伸ばされたり、急激な動作により筋繊維が部分的に断裂する状態を指します。特にスポーツや激しい運動中に多く見られます。筋肉が疲労していると、傷めやすくなります。そのため、準備運動を怠るとリスクが高まります。
症状としては、筋肉の痛みや圧痛が感じられたり、患部が腫れることがあります。特に傷めた筋肉を使う動作が困難になります。そこで施術法として、RICE処置「安静(Rest)、氷(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)」を行うことが大切です。重度の場合は専門医の診断と治療が必要です。回復後はストレッチや筋力トレーニングが重要です。
予防策としては、運動前に十分な準備運動を行い、筋力トレーニングなどで筋肉を強化し、柔軟性を保つことが大切です。また、疲労回復のために十分な休息を取ることも重要です。
回復期間として、軽度の肉離れは数日から数週間で回復が期待できますが、中度や重度の場合は数週間から数ヶ月かかることがあります。
肉離れは適切に対処すれば回復が期待できるものの、無理な運動を続けると再発のリスクが高まるので注意が必要で、このことを知ることが大切です。
症状の現れ方は?
肉離れは重症度によって、段階が分けられています。
● 軽度(グレード1)
筋繊維の一部が軽く損傷している状態です。痛みはあるものの、筋肉の機能はほぼ保たれており、軽い動作なら可能です。腫れや内出血も比較的少ないです。
● 中程度(グレード2)
筋繊維が部分的に断裂している状態です。痛みが強く、筋力の低下や動作の制限がはっきりと表れます。腫れや内出血も見られ、完全には動かせません。
● 重度(グレード3)
筋肉が完全に断裂している状態です。激しい痛みと共に筋肉が動かせなくなり、腫れや広範囲の内出血が見られます。手術が必要になる場合もあります。
症状の重さによって施術法や回復期間が異なるため、症状が表れた場合は速やかに運動を中止し、応急処置やRICE処置等を行うことが重要です。
その他の原因は?
肉離れには数多くの原因があります。
肉離れは、急な加速、ストップ、ジャンプの着地など筋肉の強い収縮とともに、逆に強く引き伸ばされるような方向の力が加わったとき(等尺性収縮運動)に起こりやすいと考えられています。また、筋疲労の蓄積、加齢、運動前のウォーミングアップ不足などが肉離れを引き起こす大きな要因となります。
症例では、夏から秋、秋から冬に気温が急激に下がる時期に筋肉がこわばりやすく、肉離れが多く発生する季節ともなっています。
また、学生においては軽い筋肉のトラブルを放置して運動を続けることで、酷い肉離れに繋がるケースも見受けられます。例えば、「この程度の怪我で休んでしまうと部活の顧問に怒られるから休息を取らない」という理由で、症状を無視して運動を続けることが影響している場合があります。
肉離れを予防するには、自宅でのお風呂上がりや寝る前のストレッチがとても大切だと言われています。ストレッチと聞いて時間を確保するのが難しいと感じる方も多いかもしれませんが、ストレッチは30分など長時間行う必要はありません。20秒を3セットなど短い時間のストレッチでも効果が期待できるとデータが示されています。
実際にストレッチを毎日行っている人と、全く行っていない人を比べると、ストレッチを行っている人の方が肉離れを起こすリスクが約2割減少するという結果が出ています。
肉離れを放置するとどうなる?
肉離れを放置すると、まず痛みや腫れが悪化し、回復が遅れる可能性があります。
損傷した筋肉組織が完全に治癒しないままにすると再発リスクが高まり、慢性的な痛みや運動制限など、日常生活に影響を及ぼすことがあります。
また、治療をせず放置すると筋力低下や柔軟性の喪失が起こり、日頃から運動を行っている方のパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。最終的には長期的な障害となる可能性も考えられるため、適切な休息やリハビリが必要です。
痛みが強いことが多く、日常生活に大きく支障をきたすことが多い症状ですので、早期の施術が大切です。お早めに当院にご相談ください。
当院の施術方法について
一般的に肉離れは安静・冷却・圧迫・挙上を行うのが基本です。
当院での肉離れの施術は、症状の重さや部位に応じて異なりますが、肉離れを起こした筋肉を冷却して患部を氷で冷やすことで腫れや炎症を抑えたり、包帯やサポーターで患部を適度に圧迫し、腫れを抑えます。
炎症が落ち着いた後は指圧を行ったり、ストレッチをすることで筋肉の柔軟性を保ち、筋力の回復を促します。また、電気施術を用いて、痛みの軽減が期待でき、血流を促進して回復をサポートします。
回復過程では筋肉を保護するためにテーピングや包帯で患部を固定し、再発防止と安定性を確保します。さらに、肉離れの再発を防ぐためのストレッチ方法や、適切な生活習慣についてアドバイスさせていただきます。
改善していく上でのポイント
肉離れを改善するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
まず、安静が最優先です。急性期には患部を動かさず、冷却や圧迫を行い、腫れや痛みを軽減します。その後、医師の指示に従ってリハビリを開始します。リハビリでは、ストレッチや筋力トレーニングを徐々に取り入れ、柔軟性と強度の回復を目指します。
また、栄養面も考慮し、タンパク質やビタミン、ミネラルを含む食事を心がけ、回復をサポートします。さらに、適切なウォームアップやクールダウンを行うことで、再発のリスクを軽減できます。
最後に、焦らずに段階的に運動を再開し、体の状態をよく観察しながら進めることが、長期的な健康に繋がります。