不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 夜、眠れない時、早く寝なければと焦ると、余計眠れなくなることがあります。このようなことが続くと今夜も眠れないのではないかと不安を感じるようになり、不眠を引き起こすことがあります。生活習慣や睡眠環境を見直すことで不眠の改善に繋がりますか?
A ご質問ありがとうございます。眠れない日が続くと不安も大きくなりますよね。症状の軽減のため、2つをご提案いたします。
1.食事の改善
朝食は、一日の活動が始まるサインとなって心と身体を覚醒させるだけでなく、脳のエネルギー補給の点でも重要です。脳が一日の活動をはつらつと始めるためにも、朝食をしっかりとることが大切です。 また、夕食は最低でも寝る2時間前には終わらせるようにし、腹八分目で納めることをオススメ致します。
2.運動習慣
適度な運動習慣は、寝つきをよくして、夜中に目が覚める中途覚醒を減らすことが知られています。
毎日ではなくても、週に2、3回、30分~1時間程度の運動習慣を身につけることが重要です。無理せず、楽しむ感覚で定期的な運動を心がけていきましょう。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 最近、不眠症(睡眠障害)という言葉をよく聞きます。
自分が不眠症という自覚は無いですが、先生方から「あまり睡眠が取れていないですね」よく言われます。どうして起こるのか原因はありますか?
A 正常な睡眠では、レム睡眠(身体の睡眠)とノンレム睡眠(脳の睡眠)に分けられており、通常90分を1サイクルとして、1晩に3~5回繰り返されています。
現在、日本の人口で成人の約20%の人々が不眠を訴えています。
性別では女性に多く、20代から始まり40代がピークになります。
睡眠へのこだわりや誤った知識、誤った睡眠習慣が余計に不眠への恐怖、睡眠への過剰な努力につながります。
そして、更に緊張感を生み出し、不眠症になってしまいます。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 枕や布団など、寝具を変えてから寝つきが悪くなり、余計に睡眠が浅くなった気がします。
人によって違うと思いますが、どんな寝具がいいのか、またなんで寝具を変えると身体が硬くなったように感じるのでしょうか?
A 枕は人によってどのような物が適正か異なりますが、何年も同じ枕を使用していると、中身の素材がヘタってしまい適正な高さで寝ることができなくなってしまいます。もちろんその間も筋肉や骨格に負担をかけ続け、身体に不調を及ぼす原因の一つとなるのです。
長年そういった枕を使い続けていると、不調の身体に合う枕に心地良さを感じてしまうようになり、適正な枕が逆に合わずに不眠へと繋がるケースもあります。
また、マットレスなども枕と一緒で消耗品になりますので、定期的に見直すことをオススメしております。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q ここ数年、在宅で仕事をする事が増えてから寝付きが悪くなり、睡眠自体も浅くなり疲れやすくなってきました。
病院で診察を受けたら不眠症と診断され、眠剤を処方されたのですが、自分で簡単に出来る軽減方法はありますか?
A 在宅ワークが増えて生活のリズムが変わったことにより自律神経が常に興奮状態になっている可能性があります。
具体的には、パソコンのモニターやスマートフォンなどの光は眼や脳に刺激を与える作用があり、就寝する直前までこの光を見ているとなかなか入眠する事が出来ません。
また在宅ワークが増えると運動する機会が減る為、身体に適度な疲労が生まれず健やかな睡眠が難しくなります。
この二つを解消する為に就寝の1時間前には携帯電話やモニターを見ない事や、空いた時間に近所を散歩することや自宅で出来る運動を行う事をお勧めします。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 前回寝付きが悪くなった事を相談したら、頭が膨張しており、自律神経が興奮しているからだと言われました。
何故頭が膨張すると寝付きが悪くなるのでしょうか?
また、それはどうしたら解消されるのでしょうか?
A 頭の膨張の原因として考えられることは、脳脊髄液が脳に集中しているからだと思われます。
脊髄液の働きは身体の栄養補給と不純物の除去であり、脳はこの脊髄液に浮いた状態になっています。脳を酷使すると思考の回転を上げる為に脊髄液が集中する仕組みになっています。
この脳脊髄液が脳に集中すると、脳を回転させる作用が過剰になり、自律神経が興奮状態になる為、休もうと思ってもなかなか寝付けない状態になってしまうのです。
当院での施術による軽減方法として、「頭蓋骨矯正」をオススメしております。こちらの施術を受けて頂く事で、頭蓋骨を物理的に締めて膨張を収め、自律神経を鎮める事が出来るので、お気軽にご相談ください。